とつげき★マトはどこだ?(後藤くりこBlog)

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友人からの紹介で手にとった本。
Kindle版があったため、ベッドの中で即ポチりました。
ほんと、Kindle便利・・・。
2015年はKindleにお金を投下しまくった年でした。

さて脱線はいいとして。








本書を読んでいてふと思ったのは、直前に読んだ
瀧本哲史さんの「戦略がすべて」と似てるな、ということ。
想定読者層が違うためか、書きぶり、視点、例は違う。 
でも、本質的な中身は似てる
全然似ていないと思っていたけれど、
案外考えていることは藤原さんと瀧本さんは近いのかも?
(そういえば形は違えどもどちらもディベート推進者だ)

私にとって最も印象に残ったのは、
正解主義を捨てて修正主義の人生戦略を、という部分。

私は、修正主義的競技であるディベートに長く携わり、
この分野の教育について知った気になっていたのだけれど
所謂5科目的学力がIEA(国際教育到達度評価学会)由来の
TIMSS(国際数学・理科教育動向調査)型学力であり、
正解ではなく納得解を導くための学力は
OECD(経済協力開発機構)が始めたPISA(国際学習到達度調査)型学力である、
という教育学的背景については、不勉強で、知らなかった。

ディベートの普及について、
もうすこしこの方向性から探ってみるのも、
面白いのかもしれない。
もっと勉強しよう。

その他にピンときたキーワードは
・そもそもコミュニケーションとはリスクのある投資
 →もっとえいっとやっていこう
・決断は最初の2秒の直感に従え
 →同上
・大人=公共の場で論理的に議論できる人
 →はげど。だから私はディベートの「考え方」をもっと普及させたい
・失敗談をどれだけおもしろく話せるか 
 →・・・精進します
 

良書。私のような卑しい人間にはバイブル。
本書には「5つの法則」が記載されている。
法則は以下の通り。

1、価値の法則
あなたの本当の価値は、どれだけ多く、受け取る以上のものを与えるかによって決まる。

2、収入の法則
あなたの収入は、あなたがどれだけ多くの人に、どれだけ奉仕するかによって決まる。

3、影響の法則
あなたの影響力は、あなたがどれだけ相手の利益を優先するかによって決まる。

4、本物の法則
あなたが人に与えることのできるもっとも価値のある贈り物は、あなた自身である。

5、受容の法則
効果的に与える秘訣は、心を開いて受け取ることにある。

本は、この5つの法則について、主人公「ジョー」が
本当の成功を収めた人々から学ぶ形で展開する。
このストーリーが、単純明快なのだけれど、
よくできている。

ものごとを「あたえる:あたえられる=50:50」と考えがちだし、
ともすれば半々どころか”早い者勝ち”とすら考えている。
・・・そんな自分とジョーとが重なる。

ジョーではなく、自分がピンダーの講義をうけているかのような気分になる。

本書は間違いなくずっと持ち続け、
たまに思い出し、読み返す自分のバイブルになると思う。 

ネットワークビジネスの勧誘のかたにお勧めされて読んだ本。
勧めた人はさておき、気合の入るいい本かな、と思う。

新版 地道力 
國分利治

著者は、美容室チェーンの「アース」を作った人。
わたしも高校時代は地元でよく通っていました。

印象的だったのは
・中途半端じゃ、一番どころか何者にもなれない。
・3年以上、365日仕事する(=頑張る、の基準)
・時間を犠牲にするとは、言い換えれば「気持ちを犠牲にする」ということ
 (たっぷり寝たいという気持ち・・・人間の根本的な欲望を制御できなければ
  成功することはできないといっても過言ではありません。)
・自分に賭ける勇気をもて
・人は最終的には他人のためにしか頑張れない 

なんとなく元気ないな
自分に喝入れなきゃな 

そんなときに読み返したい本。
とりま、iPad miniにいれました。 

ここ数日、昔紙の本で読んだ本を、
自炊して電子書籍化した上で再読しています。

今回紹介するのは以下の本。

1億売るオンナの8つの習慣
太田彩子

私がはじめてこの本を手に取ったのは、大学3年の春でした。
当時私はとあるSEOベンチャーのインターンで、
テレアポ中心の営業を行っていました。

テレアポはおろか、営業なんて全くイメージが沸かなかった私が、
営業を勉強するために買ってきて読んだのが本書との出会い。
ただ、この当時の私にとっては、本書は難解でした。

文字は読めるし、意味もわかるのだけれど、
なんとなく”腑に落ちる”感覚がなかった。

たとえばこの部分
=======================
p.65
「時間」より「回数」優先のアプローチでお客様の心をうめつくす
=======================

わからなくはないけどね。
でも、一回断られたら心折れちゃってた。

インターンという社員でもない立場で
好き勝手やってもいいのかな?とか
嫌がっている相手に何度もアプローチするなんて失礼、
と理由をあれこれつけて、行動していなかった。

でも、社会人になった今、
常駐先でお客さんのところに何度も何度も伺って、
くだらないことから重要なことまでいろいろとちょこちょこ
話をしていくと、初めはとても近寄りがたかった人が
こちらに対してこころを開いてくださる、なんてことは割りとある。

プライベートな人付き合いでもそう。
1回の長時間より、ちょこちょこ毎日のほうが、
自分の心にも、相手の心にも残る。
日中「どうしてるかなー?」なんて無意識のうちに思い出すこともある。

そんなこんなで、今回、ざっと本書を読み返してみて
とても良かったなあと思う。いま、私は営業職ではない。
だから、「営業」の仕方というよりは「人付き合いの仕方」として、
非常に参考になったな、と思う。

あとは、自分自身を管理する方法。
p.190
「モチベーション=感情、だと信じているからつらいのです。モチベーションは行動することでコントロールできるんです。それが理解できてからは、クヨクヨなやまなくなりました。」 トップセールスウーマンは「結果」だけにこだわるのではなく、「示威文自身の行動」の中身を高めることに集中しているのです。

p.193
行動の量が適度にあり、かつ適切な行動を続けていれば、成果の上がらない営業担当者なんていないのです。 

つい「モチベーションがあがらない」だの「今日は調子が悪い」だの思うときがあるけれど、 
そんなときでも「さあやるかー」と腹をくくってやることちゃんとしだすと、
意外と集中できたりする。上の引用はそういう状態のことかな?と思いながら読んだ。 

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