『多動力』を丁寧に読んでいます。
あなたの貴重な時間を「情報」を得るために使ってはいけない。
オープンイノベーションにより、「情報」それ自体の価値はゼロになる。
5年間、会社員として仕事をしてきました。
果たして私のやってきた仕事は、時間を投じる意味のある仕事なのかな。
最近、セミナーやオンラインサロンに積極的に参加しています。
これらに費やす時間やお金は、果たして意味のある投資なのかな。

『多動力』で堀江さんが「価値がない」例として挙げているのは、
寿司屋の下積み。
技術・知識そのものは専門学校の3カ月でも
身につくようになった、だから下積みに価値はない。

・・・ここで1つ押さえておく必要があるのは、
堀江さんは「情報」なんて一切いらない、
とは言っていないことじゃないかと思う。
オープンイノベーションで情報へのアクセスが容易になったのだから
「情報」を得るためだけに貴重な時間を使うな、
というのがメッセージ。


会社で学んだこと・学んでいること(=情報)はたくさんある。
資料作成、営業、コンサルタントとしてのものの考え方、
クライアントに関する業務知識 等・・・
私はこの5年間でこれらの「情報」をかなり知ったと思う。

完璧ではないとしても。

だからここから先は実践のほうに価値があり、
「情報を完璧に極めてから実践」はナンセンス。
もし会社が「お前の情報はまだ完璧じゃないから」と
私の実践に対して過保護にするようであれば、
それは「寿司屋の下積み」と同じであり、無価値だろう。


各種オンラインサロンへの加入についても、
もし、ただ一方的に教えてもらうだけ、だったら、
そんな情報は今やインターネット上でも探せないことはない。
(信憑性の程や、検索効率は悪いかもしれないが)
オンラインサロン加入の真の価値は、情報ではなく、
情報を受けての自分なりの思考・行動だったり、
それらに対する主催側からのフィードバックや、
参加者同士の切磋琢磨なのではないか。


一方的な情報を受け取るだけのオンラインサロンは、
きっと、時間とお金の無駄。

自分の持てる資産をなにに投じるか、
それは本当にその資産を投じなければ得られないものなのか、
真剣に考えていこうとおもった。