箕輪編集室イベント「人生の勝算(前田裕二著)」
プロモーション会議に出席してきました。
「人生の勝算」とは、先日、幻冬舎から出版された
SHOWROOM社長 前田裕二さんの処女作です。
今回のMTGは、この本を箕輪編集室でPRして、
もっと売りたい、その戦略を考えるものでした。

ゲストとして前田さんご本人もご登壇。
前半はこれまでのPR方法や、今もっているPRネタについての前田さん・箕輪さんのトーク。
PRネタの中で印象に残っている話については後述するとして、
今日はそのあとに行った「本を売るための施策」に関する
グループディスカッションとその全体発表に関する感想と自戒(こっちが多め)。

MTG後半は箕輪編集室メンバで「本を売るための施策」について
30分ほどグループディスカッションを行い、
その後、各グループ1案に絞って全体発表を行いました。

私たちのグループは、全部で3案アイディアが出たものの
案を1案に収束させられず・・・。
最後の最後、誰かの"鶴の一声(特に根拠があるわけではない)"で
グループ内で発言力のある人が出した
なんとなく面白そうなアイディア、
他のひとから突っ込みがなかったアイディアが
「グループのアイディア」として残りました。


そして、全体発表。
出る案出る案、
当初のディスカッションテーマであった
「本を売るための施策」にどうつながるのかの説明が甘い。
単に"PR方法"として聞く分には面白いアイディアだなあと思うし、
私個人としてはぜひ実現させてほしいものもあったけれど、
前田さん、箕輪さんとしては「本が売れるPR」がすべて

どのグループも(そして私自身も)、ディスカッション中
あるいは発表時間中、クライアント(前田さん、箕輪さん)
フォーカスできてなかった。
アイディアの選択軸が定まっていなかった。
あるいは、定まっていたとしても、
それは前田さん、箕輪さんが求めるものではなかった。

そしてもう1つ、発表では特徴的なことがあった。
それは、発表者はサロン内でも「発言力がある人」or
「みんなで仲良く発表」のいずれかだったこと。
つまり、結局、おそらく、前記したような「選択軸」をもって
グループのアイディアを決定したのではなく、
なんとなく雰囲気で、あるいは角が立たない形で、
決定したのではないかと思う。 


自分のグループの1案への収束の仕方や、 
全体発表での他グループのアイディアを聞いていて、 
30分程度の短時間、かつグループメンバはほぼ初対面という 
ディスカッションで結論を1つに絞ることの難しさを再確認しました。 
短時間で有意義な意思決定(アイディアの選択)をするためには、
早期にグループメンバでアイディアの判断軸・選択軸の
コンセンサスを得ることが重要
(その判断軸・選択軸がクライアントフォーカスしたもので 
 あることが重要であることは言わずもがな) 


・・・

かくいう私自身も無難に"鶴の一声"に流れた。
私はいつも「怖い」「角が立つ」と言われる。
そういわれたくないから、思うところはあったものの、
結局黙っていた。(こういう悪い癖がある)

でも、よくよく考えると、
かどが立たないように・・・と黙っていたことは
箕輪編集室メンバを見くびった行動だし、
編集室での活動を本気で自分の糧にしようとおもっている
メンバーに、とても失礼なことだったんじゃないかと思うに至った。

思っていることを率直に言うことも、
1つの信頼関係の示し方なのだと心に留めておこうと思う。