とつげき★マトはどこだ?(後藤くりこBlog)

コンサルタントくりこのBlog ・コンサルタントとして思うこと ・サラリーマンとして思うこと ・ディベートを世の中に広めていて思うこと ・女性として妊娠していて思うこと その他諸々思うことについて発信しています

2012年11月

冒頭の通りです。水掛け論を脱するには水掛け論であることを自覚することがまず何よりも最優先事項です。なぜなら、水掛け論を水掛け論と自覚し、その次の手を相手よりも先に打つことこそが、水掛け論を脱することにつながっていくからです。ちなみにこういうシーンは会議などでもよく見ることがあるので、応用可能だと思います。
なお『次の手』とは、以下に述べるレベルに置き換えて考えると『その次のレベルに達すること』です。相手はもともとのレベルのままで、自分たちがその次のレベルに到達できれば、それは水掛け論ではなく優劣をつけられる議論となります。
 レベル1:そもそも証明が足りていないから比較できない
文字で見ると「いや、ないでしょ・・・」という気もしますが、案外あるのがこのケース。双方ただ単に「多いです」とか「いや、少ないです」とか言い合っているのだけれど、具体的な数が示されていないために結局「多い」のやら「少ない」のやら全く分からない。
こういう状態の時には、まずは自分たちの側から「論理的に」「どれくらいの数値になるのか」を示しましょう。(具体的な数字が出ないとしてもせめてどの程度の変化が訪れる差なのかの説明はほしい。)何も分からない状態のままでは完全に水掛け論です。かたほうの側からだけでも具体的な数字が証明されれば、その数字をもとに、次の次元での議論を展開することができるようになります。
※具体例思いついたらまた別にかくかも
※以下、「数」を「範囲」とか「程度」という意味でもつかっています。

レベル2ー①:具体的な数はわかる、けれども・・・

次に、具体的な数はいちおうあるのだけれどもそれが「多い」のか「少ない」のかの判断について水掛け論に陥っているケースが結構よくあります。
たとえていえば剛力彩芽について
A「あいつはかわいい」
B「いや、かわいくない」
とひたすらエンドレスリピートでいいあっている状態です。こういう状態を脱するためには、今、議論のフィールド上にはないなにかの尺度、判断基準を持ってくるようにしましょう。具体的には、それを判断する状況がどういう状況であるのかの解説だったり、それを判断する時に何を最重要視する必要があるのかだったり、です。
先程の剛力彩芽なら
全日本人女性のなかでみれば「かわいい」と判断できる
芸能人のなかでみれば「かわいくない」と判断できる などなど
※あくまで例です。私自身はべつに特別な感情は持ってないですw

レベル2-②:どちらもそれぞれ異なる数を提示している!

こうなった時の対処方法は2つあると思います。
1、数字の信憑性であらそう
2、数字の妥当性であらそう
「信憑性」であらそう、とは、そもそもその数はホントに「正しい」数なのか?証明に使っている資料は怪しい、その資料は古い、その資料の統計の取り方はヘンだ(これは妥当性にも関連する)等の角度から反駁をしていく方法です。
「妥当性」であらそう、とは、数そのものを疑っていくのではなく、その数を今回の議論の中で使うことの妥当性を問うていくという方法です。たとえば①でつかっている剛力彩芽の例を継続するとしましょう・・・
A「剛力彩芽はかわいい。これはネットアンケートで示されてる」
B「いや、そのアンケートをもって剛力彩芽は『ビブリア古書堂の事件簿』ヒロインに抜擢できるほどかわいいかどうかという話をするうえでつかうことはできないでしょう。対象はネット上の人で、一般国民とは層のずれがあるし、そもそもヒロインに抜擢できるかを議論する上でただ単にかわいいかではなく原作ヒロインに類似したかわいさをもっているかも重要であるので、一般的な『かわいさ』を問うたアンケートをここで用いるのは妥当ではない」(徐々に苦しくなってきました。)
ちなみにかしこい人であれば気付いたでしょうが、信憑性を問うことと妥当性を問うこととは明確に区別できない場合も多いです★まあ区別することは必要じゃありません。
まだいろいろとありますが、今回はこの辺で。

大学のほうで一応期末テストが終わり、秋休みがやってきました。ひとまず、収録を済ませたまま編集を放置していたラヂオの編集に入りました。 が、もうなんか自分の声聞くのっていやですね(苦笑 ゲストの方に対して申し訳ないほどに質問の仕方や相槌の打ち方がヘタ。ゲストのかたがお話ししやすいようにするのが私たちナビゲータの仕事なのに、答えにくい質問を投げ、進行を妨げるような適当な相槌を打ち・・・あああああああ。 編集していてよくないことワースト1は「質問のキーワードが特定されていないこと」 これはディベートで質疑やるときでも一緒ですよね。その質問でなにを聞き出したいのかを明確にし、しかもそれが先方にも伝わるようにしなければならない。 それからできれば、どれくらいの分量を話してほしいのかということについても「聞く側」でコントロールをする必要があることな、と思い始めました。この点については、じゃあどうすれば、相手の話す量を自分の側でコントロールしていくことができるのかを考えるのが今後の課題です。 原因は、打ち合わせの時に一通り話をするために、インタビュアーの中で話がまとまり過ぎてしまって、本番に聞いたときに最初から「最後の答」が出てきちゃうことだと思うんですけれど・・・じゃあ打ち合わせしないで一発収録でいいのかというと、それもまた良くないように思うし・・・うーん、難しい。

2012年11月18日(日)は関東甲信越地区秋季ディベート大会でした。ジャッジ・スタッフとしてご参加いただいた方々、本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。 本大会、参加チーム数の上限を「36」としていたのですが、今回はそれを上回る数の参加申し込みがあり、締め切り後にも「でたかったのに!」という声が相次いでいました。このようにチーム数上限をつくってしまうのは、大会の質を担保するためとはいえ非常に心苦しいのですが・・・現段階の関東のキャパではツライ。 もっともっとたくさんの方にスタッフとしてお手伝いいただいたり、ジャッジとしてお手伝いいただくことで、この上限をもうちょっとあげていけたらいいなあ、と個人的には思っています。(あくまで個人的な見解です。) さて、前置きが長くなりましたが今回は私が今回、第一試合でコメントをしたサインポスティングの話について書こうと思います。 当然ですが、サインポスティングって何のためにするのでしょうか? 一義的には、相手とかみ合った議論をするためだと思います。相手のどこに反駁しているのかを明らかにすることによってかみあった議論にしていく。・・・それをもっと突き詰めていくとどういうことなのでしょうか?
私はサインポスティングが必要だと言われるもうひとつの理由のは「フローコントロールのため」だと思っています。サインポスティングとは、自分たちの発言をジャッジ(あるいは聴衆)のフロー上のどこに書いてほしいかを指示するためにする。なぜ、それが重要なのか。
ディベートするときって必ず議論をフローに書いていくじゃないですか。
ジャッジの判定もフローを見ながらおこないます。つまり、フロー上で分かりやすいところ、目立つところ、忘れられないところに書いてもらったほうが、絶対に得します。
ちなみに「議論はかみ合う」が「フローコントロール」ができていない試合というのもたまにあります。つまり、ディベーターが「●●について反駁します」と大雑把なトピックは述べてくれているのだけれど、フロー上ではどの部分にその反駁を書いたら良いのか分からないケース。
あとはさらに発展的に考えると、文面上の「フローコントロール」はできているものの、
フローコントロールする意義(判定を出す時等に自分たちの発言がキチンとわかるように、
フロー上に残す)は満たされていないというケースもあります。プランアタックはするけれど、
ここの議論についてどのようにそのプランアタックが効いてくるのかの説明がない、というケースなんかもこれに近いですね。プランの部分にフローとしては残ると思いますが、
この場合(ケースバイケースではありますが)プラン部分にフローコントロールするのではなく、個々の論点についてフローコントロールしたほうが、各論点について最後判定を出していく際、ジャッジに反駁が伝わっていないという事態を避けられると思います。
『フローコントロール』意識してみてはいかがでしょうか。(と、自分への戒めも込めて)

その理由は2つある。1つはこのブログには結論しか書いていないから。2つは私に知識がゼロだから。 サラリーマンに必要な最低限の金融知識を考える - Future Insight でもさ、このエントリがはてブ上位にあがってくるということは、これを参考にして使いたい人がすごく沢山いるってことですよね。つまりは、世の中のサラリーマンはちゃんと金融知識をもっていてこの結論しかない記事でも理解ができるから納得しているのか、それか(以下略。 さて、わからないのは不服なので、1つ1つ内容を精査していこうと思う。1項目は至極まっとうな話なのでパス。次。 [note]…インデックスでも同様だが、セレクト型のファンドはもっとだめ。たとえば国内株メインのさわかみファンドがここ数年で半額以下の価値になっていることを考えれば選択肢にもはいらないことがわかるはず。(http://www.sawakami.co.jp/fund/)[/note] 分からない単語は「インデックス」「セレクト型」「ファンド」「さわかみファンド」なんじゃこりゃ。もうすでに心折れそうでございますよ。 インデックス:証券市場全体や特定の証券グループの価格の動きを示す指標 (http://www.smam-jp.com/useful/faq/q4/03.html) セレクト型:セレクトファンドとは、複数のファンド(オープン型)が、グループになっていて、その中から選択(セレクト)して投資をする仕組みのファンドのことです。 (http://www.upperfield.biz/trust-invest/2006/07/post_89.html) ファンド:資金、特に運用資金(http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D5%A5%A1%A5%F3%A5%C9) さわかみファンド:株式と現金で運用。現金を一定額持っているために困ったことが起きた時にはこの現金でなんとかできる。しかし景気が一本調子であがっているような局面では現金保有しているため、他のファンドに較べると劣る。 (http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2807274.html) ちなみに
デメリット4:日本のマーケットが効率的ならば、インデックス(TOPIX、日経平均)に負ける可能性が高くなる。 ※効率的市場仮説を参照、ウォール街のランダムウォーカー(バートン・マルキール著、日本経済新聞社)が参考になります。
うーん、まだまだわからないところだらけだけれど、結局のところ一貫して言いたいのは日本はいま景気が上がってないから日本国内の証券市場、株式市場に投資しても勝ち目ないよってことですかね? 次にこれもよくわからない。 [note]国外に関してはきちんとその国の情勢を考えれば割の良い所もあるかもしれないが、それは個人の能力次第だし、デフレ+円高の現在は現金+国債の運用よりもよいところを探すほうが難しいのでは。 [/note] どゆこと・・・?こういうご時世だとそもそも国債だってそんなによくないんじゃね?(まあ利回りうんぬん以前の問題として、日本国債なんて購入したら今後デフォルトの危険性もかなりあるという問題もあるし)ええー・・・?どういうこと? その次の住宅とクルマの話はOK。検討する価値があるかは正直不明だし、そもそも10年で返せるとかハードルたけーよとか、震災みたいに10年ですべてがなくなるリスクは考慮していない気もするけれど。 そして中期戦略はひたすら分散することを語る。というか、中期のほうが分散しやすいらしい。が、結局そんなに分散するのも簡単じゃないよ的なことが書いてあったりもして、どっちやねん・・・なのである。 結論としては、私の現段階のリテラシーではよくもわるくも(というかよいとかわるいとか確信的にのべられない)この記事をはてブしたりしない。妥当性が低いように思われるし、私の無知を考慮したとしても、妥当性があいまい。 よくわからん('_')  

一週間、かなりあわただしかったのですが、第一の習慣について考えながら過ごしてきました。その中でひとつ考えたのが
1、約束をし、それを守ること 2、目標を設定し、それを達成するために働くこと
これらをやっていくためにはまず「自分に出来る約束、目標はなにか」を知ることが重要なんじゃないか?ということ。 たとえば人との約束。はなから守れない約束はがんばっても守れません。ということは、約束をする段階でその約束が『守れる約束なのか』を分かっている必要があると思います。 目標の設定も同じ。はなから達成できない目標を立てることは駄目なんじゃないでしょうか(背伸びしたらいける、という目標なら可) では、どうすれば自分に守れる約束や、自分が達成できる目標がわかるのか・・・? 1つの解決策としては「自分の時間の使い方や何にどれくらい時間がかかるのかを知る」ことをすればいいのではないかな?と思いました。 もちろんこれですべて解決できるわけではありません。もっと他にも自分のスキルをきちんと把握するとか、スケジュール状態をみるとか、いろんなことがあると思います。でも万人に出来て万人にお勧めできるのはやはり時間の使い方にかんするものかな、と。時間だけは誰に対しても等しく流れていきますし、等しく計測可能なものですから。 そして現段階で私自身は時間の使い方を知るためのツールとしてToggleを導入いたしました。PCでやる作業については、非常に重宝しています。 これだと作業時間だけでなく、「いつ」作業したのかというのも自動で登録されてくので便利です。入力が必要なのは作業名だけ。{ちなみに作業名はToodledoの作業名をコピペして一致させるようにしています。こうしていくとToodledoへの記入も徐々に「約束を守れる」形にブラッシュアップして行きやすくなります。作業を分解したり、作業を合体させたり}あとはスタート・ストップです。しかももしうっかり計測を忘れていたことがあれば手動での入力もできます。 ただ困っている点もあって・・・それは外出中・移動中の計測。ネット環境がない、PCが開けないとなるとこれが使えないのです。アプリもなさそう(?)な雰囲気。移動中の代用品を探すのもめんどくさいので同じような仕様でアプリもサクサクうごくやつがあるといいのだけれど・・・

↑このページのトップヘ