友人からの紹介で手にとった本。
Kindle版があったため、ベッドの中で即ポチりました。
ほんと、Kindle便利・・・。
2015年はKindleにお金を投下しまくった年でした。

さて脱線はいいとして。








本書を読んでいてふと思ったのは、直前に読んだ
瀧本哲史さんの「戦略がすべて」と似てるな、ということ。
想定読者層が違うためか、書きぶり、視点、例は違う。 
でも、本質的な中身は似てる
全然似ていないと思っていたけれど、
案外考えていることは藤原さんと瀧本さんは近いのかも?
(そういえば形は違えどもどちらもディベート推進者だ)

私にとって最も印象に残ったのは、
正解主義を捨てて修正主義の人生戦略を、という部分。

私は、修正主義的競技であるディベートに長く携わり、
この分野の教育について知った気になっていたのだけれど
所謂5科目的学力がIEA(国際教育到達度評価学会)由来の
TIMSS(国際数学・理科教育動向調査)型学力であり、
正解ではなく納得解を導くための学力は
OECD(経済協力開発機構)が始めたPISA(国際学習到達度調査)型学力である、
という教育学的背景については、不勉強で、知らなかった。

ディベートの普及について、
もうすこしこの方向性から探ってみるのも、
面白いのかもしれない。
もっと勉強しよう。

その他にピンときたキーワードは
・そもそもコミュニケーションとはリスクのある投資
 →もっとえいっとやっていこう
・決断は最初の2秒の直感に従え
 →同上
・大人=公共の場で論理的に議論できる人
 →はげど。だから私はディベートの「考え方」をもっと普及させたい
・失敗談をどれだけおもしろく話せるか 
 →・・・精進します